≪炭平のコンクリート補修≫

 

 

弊社は、より良い住環境を実現するために、各種の建設資材販売や工事等を通して、社会に貢献することを目指してまいりました。

その一環として、コンクリートに関する様々なご要望にお応えするべく、新たにコンクリート補修工事を進めております。

 

炭平のコンクリート補修は、弊社グループ会社の炭平興産㈱で始まりました。炭平興産㈱は生コンクリートを製造販売する会社で、コンクリートを納入する現場サイドからの補修要望が始まりです。

 

以来、施工会社様、設計事務所様、関連業者様といった、多方面からのご要望にお応えしながら、数多くの補修実績を重ね、おかげさまで『炭平のコンクリート補修』として評価を頂いております。

 

近年は、コンクリートの持つ質感や表情をデザインとして捉え、様々な打放し面をそのまま意匠に取り入れたコンクリート構造物が増えております。

 

弊社では、一般的なコンクリート補修(経年に伴う劣化の原因やグレードに見合った補修)と言われるものから、美観も重要な機能と捉えた表面再現補修まで、トータルで対応できる体制を整えております。

 

コンクリート打放し面が持つ独特な質感や表情を忠実に再現して、完成時に求められる美観やデザインに仕上げるため、弊社では細かいご要望にお応えして、お客様にご満足頂いております。

【施工事例】

少し変わった補修事例のご紹介です。

短冊板をフローリングのように継ぎ合せた型枠で木目や風合いを転写させたRC打放しの補修です。

短冊板の1枚1枚が異なり、若干板の色素も転写されるため、大変な技量が求められる打ち放し補修です。

パラペット下部に巣穴及びジャンカが有ったため、補修に入りました。ジャンカ部の隙間を充填した状態です(板目や木目は造形していない状態)。

補修後の写真です。短冊板目の1枚1枚を造形して再現、補修の跡も分からなくなりました。



下の写真は同現場の別の箇所です。短冊板目の施されていない打放し部分を、急遽同一仕様に統一することになり、造形して再現しました。左(凸部)が型枠による仕上げ面、右(凹部)が造形による補修面です。同様の風合いと質感でまったく区別がつきません。

造形部を拡大したものです。左(凸部)が型枠による仕上げ面、右(凹部)が造形による補修面です。板目、木目、金具跡等、近くで凝視しても全く区別がつきません。

次の写真は一般的な打放し擁壁の隅角部ジャンカの写真です。2方向から撮影した補修後の写真で、ジャンカ部が周りと同調していることが分かります。


次の写真はコタタキという技法の打放し面です。コタタキは、コンクリート打ち放し面を特殊な金槌で表面を削り、そのあと石ノミを使って細かく水平な面に仕上げる工法です。天然石のような荒い風合いが、落ち着いた雰囲気を演出しますが、補修を施すには大変な技量が必要です。

特にこの部位は、玄関に続く階段横の壁面で、雨掛かりであり、雨天の場合は壁全体が同様に濡れ色になることを前提とした作業となりました。通常補修部位は濡れ色にはなりませんが、コタタキ特有のザラつきと艶のない表面を、濡れ色になるように両立させながら作業を進めた難しい補修となりました。

 

下の写真は、一般的なパネコート型枠による、RC打放し擁壁のビフォア&アフターです。補修前は、エフロの垂れシミ、巣穴やジャンカが目立っていました。補修により綺麗な打放しが再現されています。


コンクリート構造物は、実に様々な表情を持っています。材料、打設方法や養生方法、構造物の形状、立地環境、経過年数等、コンクリートに大きな影響を与える要素が多岐にわたるため、個々に異なる表情を持つに至ります。

弊社の表面再現補修では、このような構造物によって異なるコンクリートの表情や質感に合わせて、全く見分けが付かないリアルな仕上がりを実現いたします。

コンクリートのことなら、どんなことでもどうぞお気軽にお問い合わせください。

 

【お問い合わせ先】 

      長野支店 長野市北長池1667
  ℡ 026-243-6111(担当 中村)